バックパックの分類(色)

バックパックの色
バックパック選びにおいて、デザインや色はもはや好みの問題ではあるが、色については、シンプルに目立つ色を選ぶ方が良い。万が一遭難等事故に遭った際に、パーティや捜索救助隊が見つけやすいからだ。街中ではオシャレなアースカラーなどは、この観点から言うと、御法度なのだ…。ちなみに、山の中では、木の緑色、岩や地面のベージュ色(黄土色)が目に映るほとんどの色となるが、色彩の補色関係を参考にすると、緑の補色が「赤」、黄橙の補色が「青」であり、山の中では、赤・青が目立つというわけだ。

赤色のバックパック
上記の補色関係を考えると、木々の緑の中で目立つ色。だからだろうか、各メーカーからもよく赤色のバックパックが開発されている。雪山の白にも映え、目立つという観点からは、オススメな色である。一方で、岩肌や地面の茶色とは類似する色となる為、気をつけたい…
青色のバックパック
同様に、岩肌や地面の茶色の補色関係にあるのが青色だ。岩肌上では一番目立つのは鮮やかな青色系だろう。赤色系だと岩肌や地面では同化してしまい、目立たないのだ…。一方で、裏返しにもなるのだが、木々の緑色の中では、そこまで目立たない為、気をつけたい…
その他の色のバックパック
その他の色はどうだろうか…。青色系や赤色系が売れ筋なのは、変わらないが、各メーカーより多種多様なカラーが出ているので、色々調べてみるといい。赤色や青色が目立つという意味では、最適な選択だとは思うが、そこはやはり好みがあるというもの、究極的には自分が気になるカラーを選ぶのが、バックパックに愛着が持てるという一番大切な視点なのだ。
レインカバーで代用する
奥の手でもあるが、遭難等、最悪のケースで、捜索隊に見つかるように目立つだけなら、ザックカバー(バックパック用レインカバー)を赤色か青色にするだけでも、必要十分だ。赤色のバックパックに青色のレインカバー、青色のバックパックに赤色のレインカバーならば、もはや万全と言ってもいいだろう。