コンパス・マップケースは必須アイテム?

記事「GPSは地図の代わりとなるのか?」でも述べたが、自分の正確な居場所を知らずして、安全に山を歩くことはできない。全ての山道具の中で、最も重要なアイテムの一つは地図だろう。本来であれば、これがなくては、山歩きは始まらない。道迷いを起こして遭難してしまったら、山歩きが始まるどころか終わりもしない…。必携すべきは詳細な地図とコンパスなのだ。
マップケースは防水しよう!
市販されている登山地図には、エアリアマップを代表として、防水紙を使っているモノもあり、わざわざマップケースに入れる必要はない。だが、国土地理院犯行の地形図は水に弱く、ともすると読めなくなってしまう。やはり防水性のマップケースに地図を入れて持ち歩くことが、安全な登山に繋がると言える。丁寧に使えば、ジップロックなど安価な食品保存袋でも必要十分に間に合うはずだ。
コンパスは山の重要装備!
地図とあわせて使うのは、コンパスである。コンパスを持ち歩かない登山者もいると思うが、本来であれば、地図だけあってもその方角は分からず、やもすると自分の居場所を読み間違えてしまうリスクすらある。使いこなすには勉強をしなければならないが、いつも持ち歩いて山中で方角と地形を読み解きながら、実地で訓練を行うのが手っ取り早い。アウトドア用の多機能時計にもコンパスの機能はあるが、電池切れや故障の恐れもある。シンプルゆえに壊れにくいコンパスは、大袈裟に聞こえるかもしれないが、やはり山の重要装備なのである。