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山道具の選び方

クッカーの分類(まとめ)

「コッヘル」と「クッカー」の違い

テント泊だけではなく、小屋泊まりでも活躍するのが調理用のクッカーだ。いくつかの種類があるが、その中心となるのは金属製の鍋型だ。軽量性と丈夫さ、そして使いやすさのバランスが取れた優れたモノを用意したい。荷物の重量や分量が制限される山中では、用途を限定せずに使えるギアが便利である。調理用にまず揃えるべきは、オールマイティな小型の鍋であろう。

山で食事用に使われる器具は、日本では古くから「コッヘル」と呼ばれてきたが、これは山岳用語に多いドイツ語で携帯用の「調理用具」のことを指すが、実際には調理ではなく、単に食事を取り分けて使う茶碗のような「食器」の意味も含まれている。最近になって「クッカー」という呼び名は、この「コッヘル」と同義に英語表記だ。伝統的な「コッヘル」という言葉は、「鍋型」の印象が強いのだが、「クッカー」という言葉なら「焼き網(ロースター)」や「ヤカン(ケトル)」などもイメージしやすいだろう。

応用度の高い鍋型とその他形状

とはいえ、山岳用調理器具として第一に取り上げなければならないのは、やはり鍋型だ。ご飯類、パスタ類といったボリュームのある主食系に加え、スープやラーメンなどの汁物やちょっとした炒め物も可能で、何と言っても応用力が高い。市販されている鍋型の要領でもっとも多いのは、1〜3人程度で使いやすい 0.5ℓ〜2ℓのサイズだろう。多くの場合、微妙に大きさを変えた鍋が2〜3個、スタッキングできるようになっていて、蓋は皿代わりになり、フライパンの役目を果たすモノもある。大人数用の大型や、内部に専用の食器類を納められるシステム型は、その派生したモデルだ。

素材にはアルミ、チタン、ステンレスなどがあり、円柱形の深型と浅型、または角型に分類できる。それぞれの特徴を把握し、自分にとって有用なタイプを選びたい。

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