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山道具の選び方

スリーピングバッグの機能(保温)

寝袋は保温が肝

寝袋の保温性を語る上で、中綿の性質は外せないが、とかくダウンのフィルパワーの数値ばかりが語られがちだ。だが、いくら内部の中綿が優れていても、その量や内部への封入方法を合わせて考えなければ意味がない。表面の素材やファスナー、フード部分の構造でも暖気のキープ力には大きな差が出てくる為、ディティールなどにも目を向けたい。中でも頭部から首元の構造は、特に大切だ。暖かい時期ならば、頭はフード外に出し、首元のドローコードを絞らなくても、暖かく眠れる。だが、寒い冬になると、この部分の構造の差によって、対価喉が激変する。肩の上で寝袋内部から暖気の逃げ道をシャットアウトするチューブ型のショルダーウォーマーは、寒冷な時期にこそ有効なパーツだ。

イスカ エア450X
ショルダーウォーマーのあるモデル

保温性を高める工夫

寝袋内部の暖気が逃げるのは、第一に首元。その次はサイドのファスナー部分だ。首元は窮屈でないほどに締め、空気の通り道を遮断することが肝要。マフラーのような形状のショルダーウォーマーは、血管が表面にあり、体温を発散しがちな首を直接保温するだけでなく、内部の暖気を閉じ込め、効果は抜群だ。夏期用の薄手のモノには必ずしも必要ではないが、ファスナー部分はダウン入りのチューブで2重になっているものがベター。外部にフラップがついているモノは、一層効果がある。寝袋自体が伸縮し、体にフィットするタイプもオススメだ。以下は、保温性を高めるディティールでの工夫だ。注意深くチェックすると、各メーカーの思いが感じ取ることが出来る。

ナンガ ウルトラドライダウンバッグUDD450X
ショルダーウォーマーがあるモデル

予め顔の部分を円状にデザインされたタイプは、ドローコードをあまり締め付けなくても暖気が逃げにくい構造になっている。巾着袋の口のように、首元を完全にガードするタイプもある。肩口からの暖気の抜けを最低限に留め、保温性には間違いない。アゴから耳へかけて付けられたショルダーウォーマーがあるタイプは、保温力を活かす為に、ダウンのロフト(嵩)を潰さない工夫だ。ショルダーウォーマーは付属していないが、肩の上にドローコードを取り付け、適度なフィット感をもたらす作りのタイプもいい。寝袋本体の工夫としては、縫い糸に伸縮性の強いゴムを使用したタイプもある。寝袋全体を体にフィットさせることで、内部に過剰な空気を残さず、暖かさを向上させる。ダウン入りの細長いチューブをファスナー部分に取り付けたモノは、サイドからの暖気の漏れを防ぐ構造のタイプだ。この効果も高い。

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