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山道具の選び方

スリーピングバッグの選び方(使用温度帯)

快適に眠るための温度

人によって快適な温度は異なり、山に行く時期や天候で気温は変化する。寝袋のセレクトはなかなか難しいが、温度の微調整は使い方次第だ。だが、それ以前に自分にとって使いやすいモデルを選ばなければならない。寝袋を選択する際に、最もきになるのは「使用温度帯」であろう。一般的には、「快適温度」「限界温度」などと表記されている。しかし、実際に使ってみると実感とはそぐわないことが多く、あくまでも目安として考えるべきである。寝袋の暖かさは、寝る時に着るウェア、テントの通気性、その時に体調などで大きく変わり、中でも寝袋の下に敷くマットの保温性の高低で激変する。

「フィルパワー」表記に惑わされるな…

ダウンの性能を表す「フィルパワー」の表記も誤解されがちだ。いくら優れた「質」のダウンであっても、その「量」が少なければ、十分な保温力を持ち得ない。時に「世界最軽量」を謳う製品を見かけるが、何をもって世界最軽量なのか、吟味する必要がある。これはダウンジャケットでも同じことが言える。また、表面の素材やフードの作り、内部のチューブの仕組みなどにも目を向けたい。中綿の質が優れている寝袋は、もちろん保温性のポテンシャルは高いが、その形が暖気を逃しやすいものであれば、あまり意味がない。中綿の質と量を生かす「構造」を持ってこそ、保温力の高い寝袋になるのだ。慎重に対するサイズの長短も、大きな意味では構造上の違いと言える。

自分の想像よりも1ランク上の寝袋を…

山の気温は大きく変動し、出かける季節がいつも同じであるとは限らない。寝袋に関して言えば、「保温力の高いモノは、低いモノを兼ねる」と言える。どんなに暑くてもファスナーを全開にすれば、厚手の寝袋でも涼しく眠れるが、薄手のモノは寒い時に対応しきれない。自分の予想よりも1ランク上の寝袋を買うと失敗が少ないであろう。下記スペック表は、モンベル製品のEXP/#0/#1/#2/#3/#5モデルの比較表だが、数字が大きくなるに従って、寝袋本体のフォルムは小さくなり、厚みも減る。体を入れる内部スペースの広さが大きく変わるわけではないが、保温力の差によって、収納時の大きさは、一番暖かいEXPと#5では、体積のさが6倍以上にもなる。一方、総重量に比例して、下着のままでも6時間以上眠れる「快適睡眠温度」や、ウェアを着込んだ上で疲労回復に6時間程度眠れるという「使用可能限界温度」が数℃ずつ確実に上がっていくのがよくわかる。

個人的な見解を述べると、夏山だけであれば#5で十分で、コストや重さを考えても、一番必要性に応じたパフォーマンスが高いと感じる。当然、北アルプスなど高山は、夏山であっても夜は氷点下に近づく山もあるが、どんな季節でも普通に常用するレインウェアや防寒具を用いれば、#5で用足りる。一方、お金に余裕がある方であれば、#3が一番汎用性が高い。他のメーカーであれば、「使用可能限界温度(リミット温度)」が氷点下まで可能なモノを選ぶといい。コストや容量・重さはあるものの、快適さを優先するという考えに立つのであれば、オススメである。

モンベル ダウンハガー 対応温度域

使用温度帯の基準

「使用温度帯」は、「ヨーロピアン・ノーム」など日米欧でいくつかの基準が混在している。スリーピングバッグの暖かさを示す指標の一つ、「ヨーロピアン・ノーム」はEU諸国における工業製品のきじゅん。EU加盟国での製品には検査と表示が義務付けられている。数値は共通の方法で算出される為、比較に役立つ。メーカー独自の基準は、メーカー各社で大きな違いがあるので、それぞれの製品性能を店頭で確認してから購入するのがいい。

日本で多いのは「快適温度(コンフォート)」「限界温度(リミット)」といった表記だ。「快適温度(コンフォート)」は薄着でも安眠できる温度であり、一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝られる温度域のことを指す。男性よりも約5度高いしよう温度を算出している。「限界温度(リミット)」はその寝袋に適した季節に持参していくと想定されるウェア(夏なら薄手のフリース、冬なら厚手のダウンなど)をたっぷり着込んだ上でなんとか眠れる温度であると考えるとわかりやすいかもしれない。一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域のことを指す。それ以外にも「エクストリーム」と言う温度域もある。これは、一般的な女性が寝袋内で膝を抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされる。なお、この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険だ…。

購入時の目安としては、「快適温度(コンフォート)」を目安に考えよう。標高や季節を考え、山行するテント場の最低気温を事前に調べ、「快適温度(コンフォート)」と合わせておくと、汎用的には間違いがない。

初めてのスリーピングバッグならば…

初めてスリーピングバッグを買うならば、0℃くらいまで対応できるモデルがオススメ。これならば、3シーズンに対応してくれる。ただ、寒がりの人には、もう少し暖かいモノを選んでもいい。テント泊で最も避けたいのは、寒くて寝られないことであり、ファスナーを全開にすれば、上から掛けるという使い方もできるので、「暑くて困る」よりも「寒くて困る」を優先しよう。

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