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山道具の選び方

スリーピングマットの使い方(まとめ)

使い勝手を左右する+α

手持ちのマットを最大限に利用するためには、他のグッズを含めたシステム化が一つの手だ。クッション性と保温性を兼ねた方法を自分なりに考案しても面白い。身長分の長さのあるマットは、やはり寝心地が良い。一方で長さを求めると重さや嵩張りが増すというのが、軽量化が求められる長期登山では難点になる。これを解消するには、他のアイテムを組み合わせることにより、自分の身長よりも短いマットで必要十分になり、コストも抑えられる。バックパック背面のパッドを利用して長さを継ぎ足すのは、ポピュラーな方法の一つである。またたたんだレインウェア内に他のウェアを入れてテント内に敷き詰めるのも一つの方法だ。クッション性と保温性がある代用品を併用すれば、短いマットで荷物の軽量化を実現することができる。

そんなアイデアのヒントになるのが、モンベルの「U.L.コンフォートシステム」だ。このシリーズを買い揃えれば簡単だが、同様の考え方を応用すれば、厚みのある枕を手持ちのウェアで作ってマットの外に置き、短いマットで済ませるという方法も想像できる。足元のパッドの延長は、先に書いたようにバックパックの背面パッドでも応用可能だ。小型バックパックの背面を合わせて利用する人は長めのマット、大型を愛用している人はもっと短めのマットでも、睡眠の為に必要十分な面積を得られるわけである。

マットは寝袋とコンビで使うものであり、いくら高機能な寝袋を持っていても、その下に柔らかいマットがないと硬い地面との間で中綿が潰れ、保温性が十分に発揮できない。また地面の冷気がシャットアウトされず、直に低音が伝わってくる。寒冷期は断熱材としてのマットの性能を無駄なく発揮させ、寝袋の保温力を生かしたい。寒い時にはウェアを着込んでから寝袋に入ることばかりを考えがちだが、マットの上にウェアを敷くと、マットと寝袋の間で低温が遮断され、むしろ暖かくなることも多い。場合によっては是非試してみてほしい。

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