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山道具の選び方

テントの使い方(メンテナンス)

生地が破れた時には…

テント生地は、風などによって過度のテンションがかかったり、周囲の木や岩に引っ掛かったりして、破れてしまうことは珍しくない。傷んだ部分からキズは一層大きくなっていくので、早めに処置を施すことが、被害を最小化する一番の手段だ。テント専用の補修シートを持っていると、現場でもスマートな修理ができる。ガムテープなどでも応急処置はできるが、後で本格的に補修しようとした時に粘着が残って美しくないこともあるので、やはり応急処置的に考えたい。補修シートは、各メーカー数色のラインナップを揃えていて、リペアキットの中に1枚でも入れておくと、何かと安心だ。補修作業前には補修箇所の水気は拭き取り、完全に乾いてから行うといい。素材によってはそうしないと貼りにくいモノもあるので、気をつけたい。補修箇所の大きさに応じてシートをカットし、穴が空いた場所はその周囲も傷んでいる可能性があるので、極力大き目に貼ると良い。シートの裏紙を剥がし、橋からゆっくりと貼っていくのだが、隙間が開くと浸水する可能性があるので、丹念に押し付け密着させる。

アサヒペン パワーテープ
テントやレインウェアの応急処置に最適な防水性

リペアキット

山中では道具の破損が大きなトラブルに結びつく可能性がある。どんな道具のトラブルが起きるのかも予測し難い。とはいえ、可能な限りその場をなんとか凌ぐ為にも、最低限のリペアキットを用意しておきたい。必要となるものは、人それぞれだが、ウェアの補修が重要だと考えれば、針と糸があればいい。だが人によっては、それほど大切なものでもない。接着剤、粘着性の専用シートなど、補修用の道具はいくつも挙げられる。だが、最も汎用性が高い補修キットは、強粘着性の幅が広いテープかもしれない。布製のガムテープやシルバーのダクトテープがその代表的な存在でもある。テント、スリーピングバッグ、レインウェア等の重要な山道具の破れは、全てテープを貼るだけで応急処置ができる。用途の幅が広く、リペアキットの王道だ。本格的な修理は自宅に帰ってから行えばいいという考え方も十分に成り立つ。細い結束バンドも有効だ。各種ギアのストラップの切断や壊れたファスナーの代替になる。テープと結束バンド、この2つを持っていくだけでも、随分と安心感が違うので、オススメしたい。

ロゴス テントリペアシート
本格的な修復には専用のシートが最適

加水分解

ナイロン生地への防水処理で一般的なポリウレタン加工(ウレタン樹脂を塗り、皮膜を作る処理)をした素材は、完成時から水分や酸、カビなどの活動によって「加水分解」が始まり、ひどい臭いとともにベタついてくる。テントは以前からフライシート の裏に防水用ポレウレタンコーティングを施しているモノが多く、時間とともに機能を落としていく。この現象は丁寧に使っていても確実に起こり、しかも現時点では物理的に避けられない現象である。つまり、ポリウレタン加工したフライシートは時間軸はあれどもいずれはダメになるのだ。最近は分解速度が遅いモノが開発されているが、これから手に入れるなら、ポリウレタン処理を避けたフライシートも一つの選択肢だろう。耐久性や寿命の面では優り、長い期間利用することができる。ただし、かなり高価なモノが多いので、考えものだ。

ホワイトベア テント用強力防水液
防水効果を高め、加水分解の抑制効果がある

テント利用後のメンテナンス

テントの働きの一つは、人間と荷物を自ら守ることである。ゆえに、テント自体は雨や結露で濡れることは避けられない。だが、湿ったテントをそのまま保管していると、カビやコーティングの剥離といった大きなダメージに繋がることになる。天気が良ければ、撤収前によく乾かしておくと良い。特に湿りやすいボトム部分は、横倒しにするなどして、念入りに乾かす事をお勧めする。テントを現場で完全に乾燥できない時は、帰宅後に天日でよく乾かすことがメンテナンスの肝になる。びしょ濡れのテントでも晴れていれば、1時間程度で乾くので、わざわざ陰干しするよりも簡単・確実に乾燥させることができる。もとよりアウトドアで使うものだから、このくらいの時間なら、紫外線等による生地の劣化までを気にすることもない。フライシートには定期的に撥水効果を高めるスプレー剤を習慣的に散布すると長持ちにつながる。縫い目から水分が浸み込むようならば、シームコートを塗ると良い。その際は、縫い目の外側に塗ること。

コールマン テント用撥水スプレー

ポール破損時の応急処置

テントを手荒に扱ったり、強風でたわんだ結果、ポールが破損することがある。山中でのテントの骨折は、生死にも影響を及ぼす一大事だ。ペグと一緒に、常に応急処置用のパーツ(金属スリープ)を持ち歩くと良い。多くのテントに備品として入っているポールの応急処置用パーツは、折れた部分をこの中に通し、両端をテープで止めれば、一時的に大事故を防ぐことができる。忘れた場合や破損が複数箇所に及んだ時は、ガムテープやダクトテープのみの補修となる。この時、ペグなどを当てて補強すると、強度が高まる。ペグなどの金属パーツがなければ、紙や布、枝などで補強するだけでも全然効果が違う。ひたすらテープを巻き、強風をしのぎたいが、テープを巻きすぎてポールが太くなりすぎると、スリーブに入らなくなるので、注意したい。テープは様々な補修に使えるので、小巻のモノを補修用具として絶対に持ち歩くべきだ。これすらも持っていないと、ほぼ何もできない状況になってしまう。

ネイチャーハイク テントポールの応急修復用菅端栓
これさえあれば、最悪のケースは免れられる

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