ウォーターボトルの分類(まとめ)

水分を効率よく運ぶ性能
登山中は大量の汗をかき、こまめな水分補給が欠かせない。そこで必要となるのが、ボトルを中心とする飲料水を運ぶための水筒類だ。行動中に破損しない耐久性を持ち、使いやすいモノを選び用意したい。ボトルや水筒類でまず何より大切なのは、行動中に水がこぼれないという基本的なことだ。その上で、使いやすい形状を選び、季節によっては保温力も考慮するといい。
山中で脱水症状に陥ることは、ときに死の危険性すらある大きなトラブルとなる。行動中に飲むものとは別に、十分な飲み水を持ち歩くのは、山歩きの初歩的なセオリーである。使いやすいのは、シンプルなボトルだ。アルミや合成樹脂製で、形状やデザインが豊富にあり、耐久性にも優れている。容量は様々であるが、登山用に便利なのは、0.6〜2.0ℓまでのサイズであろう。それ以上のサイズはかさばるので、少し扱いにくいかもしれない。オススメなのは1.0ℓのサイズが必要十分で使いやすいだろう。
その点、大容量でも水を入れていなければコンパクトで軽量なのが、フィルム状の水筒である。10ℓ以上の大型サイズのモノもあり、ボトルのサブとして持っていくのもいいだろう。保温ボトルについては、機能と重量がトレードオフとなる為、山行に合わせて必要性を吟味するといい。